ウエストミンスター宮殿・大寺院・聖マーガレット教会とは?
世界遺産に登録された理由
「ウエストミンスター宮殿、ウエストミンスター大寺院及び聖マーガレット教会」 は、1987年にユネスコの世界遺産 に登録されました。これは、イギリスの政治と宗教の歴史を象徴する場所であり、中世から現代に至るまでの貴重な文化遺産であるためです。
世界遺産登録の理由
- 英国の政治と王室の中心地:王の戴冠式・結婚式・葬儀が行われる場所。
- ゴシック建築の傑作:華麗なステンドグラスや彫刻が見どころ。
- 歴史的重要性:英国議会の発展を物語る場所であり、国際的にも影響を与えた。
イギリス政治と宗教の中心地
- ウエストミンスター宮殿:イギリスの国会議事堂として、現在も政治の中心地。
- ウエストミンスター大寺院:歴代の王・女王の戴冠式や国葬が行われる国の象徴。
- 聖マーガレット教会:国会議員や王室関係者が利用する教会。
これらの建築群は、イギリスの歴史を深く知るうえで欠かせない場所です。
1000年以上続く歴史的な建築群
- ウエストミンスター宮殿 の起源は1045年、エドワード懺悔王が宮殿を建設。
- ウエストミンスター大寺院 は1065年に完成 し、戴冠式の場として使用開始。
- 聖マーガレット教会 は12世紀に建設され、政治家や貴族の教会として利用。
現在でも、これらの建物は王室行事や国会活動の場として機能しています。
ウエストミンスター宮殿:英国政治の舞台
国会議事堂としての役割
ウエストミンスター宮殿は、イギリスの国会議事堂(Houses of Parliament)として機能し、英国の政治の中心 です。
- 上院(貴族院)(House of Lords):貴族や聖職者が議論を交わす。
- 下院(庶民院)(House of Commons):選挙で選ばれた議員が立法を行う。
宮殿の内部には、歴史的な政治の舞台となった**「王座の間」「国会図書館」「聖ステファンの広間」** などがあります。
ビッグ・ベンと時計塔の魅力
ウエストミンスター宮殿のシンボルといえば、ビッグ・ベン(Big Ben)。実は、ビッグ・ベンとは宮殿に付属する時計塔の鐘の名前 であり、正式名称は「エリザベス・タワー(Elizabeth Tower)」です。
- 1859年に完成し、世界で最も有名な時計塔の一つ。
- 毎時鐘が鳴り響き、ロンドンの象徴的な存在。
- 2017年〜2022年にかけて大規模な修復が行われ、現在は完全復活。
歴史的な事件と国会の重要性
- 1605年:火薬陰謀事件(ガイ・フォークス事件)
- カトリック教徒のガイ・フォークスが国会を爆破しようとした事件。
- 現在でも、毎年11月5日に「ガイ・フォークス・ナイト」として記念される。
- 19世紀:宮殿の火災
- 1834年に大火災が発生し、宮殿の大部分が消失。
- その後、ゴシック・リバイバル様式で再建され、現在の姿に。
ウエストミンスター大寺院:王と女王の戴冠式の場
歴代国王の戴冠式が行われる理由
ウエストミンスター大寺院(Westminster Abbey)は、イギリス王室にとって特別な場所です。1066年のウィリアム征服王以来、すべての英国君主の戴冠式がここで行われています。
- チャールズ3世も2023年にここで戴冠式を実施
- 戴冠式の椅子(コロネーション・チェア) が保存されており、歴代の王が使用。
華麗なゴシック建築とステンドグラス
- 13世紀のゴシック様式 の建築で、天井のリブ・ヴォールトが美しい。
- 巨大なステンドグラス が光を取り込み、荘厳な雰囲気を演出。
著名な人物が眠る「詩人のコーナー」
- アイザック・ニュートン、チャールズ・ダーウィン など、歴史的な偉人が埋葬。
- ウィリアム・シェイクスピア、ジェーン・オースティン などの文学者も記念碑が建てられている。
聖マーガレット教会:国会議員の教会
なぜウエストミンスター大寺院ではなく聖マーガレット教会?
聖マーガレット教会(St. Margaret’s Church)は、ウエストミンスター大寺院の隣に建つ小さな教会ですが、国会議員が結婚式や葬儀を行う教会 として知られています。
- 16世紀以降、庶民のための教会として使用。
- ウィンストン・チャーチルの結婚式もここで行われた。
まとめ
ウエストミンスター宮殿・大寺院・聖マーガレット教会 は、イギリスの歴史・政治・宗教が交差する特別な場所です。
政治の舞台となる宮殿、王の戴冠式の大寺院、議員の教会——ロンドンを訪れるなら、ぜひこの歴史的な場所を歩いてみてください。
千年の歴史を感じるウエストミンスターへ——あなたも英国の歴史に触れてみませんか?